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埼玉県川口市 アルファロメオ・アバルト・フィアット・マセラティ他、欧州車のメンテナンス・チューニング プロショップ [スティーレ]

Stile (スティーレ)

MOTER SPORTS― Race Report

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2018.07.16 AlfaRomeo Challenge 2018 Kanto Rd.3 in FSW

 

『Pride(誇り)』

 
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STiLENiA DRIVERS LINEUP
[SR]No.11 上松淳一
[SR2]No.422 内海直亮
[MR300]No.88 高山雅人
 
MR200]No37 奥口隆弘
[AR150-2]No.63 國生政義
[AR150-5]No.155 森本聖
 
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もうどれくらい振りになるだろうか。
昨年は、完走は疎か決勝も満足に走れずにリタイアしたRd.続きの一年だった。
そんな漆黒のマシンが、このFSWを圧巻のドライビングでレースを制している。
2016年の統一戦、悲願の日本一を獲ってから、活躍の場を更に広げてワンメイクレースの86/BRZレースに参戦し、猛者達に蹂躙されてきた。
アルファロメオチャレンジのドライバーが他のレースでどこまでやれるのか?
そんな重責も担いながら、二足のわらじでもがき苦しんだ2017年シーズン。
2018年シーズンも明け、そんなアゲマツがとうとうこのアルファロメオチャレンジの舞台に舞い戻ってきた。内に秘めた大きな自信と手応えを携えて。
「4輪のレースを始めて20年。やっとクルマの動かし方が分かってきたよ。幾つになっても人は成長出来るんだよ。」
そう漏らすアゲマツの顔は、静かな闘志が漲っている。
パドックの上層階から、遠くコーラを見下ろすと容赦無く夏の陽射しがコースに降り注いでいる。
例年、この7月のアルチャレは、夏本番の暑さからか、エントラントも敬遠しがちで少ない。
今年も御多分に洩れず少ないが、サーキットの熱気と情熱は最高潮である。
STiLENiAからは、6台のエントラント。
レースB・Cからは、今年も精力的に参加しているMR300クラス #88 高山。
前回不参加のSR2クラス #422 あっず。
そしてこの男が帰って来た。SRクラス #11 アゲマツ。
レースAは、MR200クラス #37 ぐっちー。
昨年統一戦以降、今シーズン初参戦のAR150-2クラス #63 國生。
同じく、今シーズン初参戦となる150-5クラス #155 モリリン。
前半戦最後のこのRd.が、年末の統一戦までのポイントを占う試金石となるだけに、それぞれの戦いに目が離せない。
10:40から始まったレースA予選。
18台のエントラントの内、STiLENiAトップは、#37 ぐっちー。2’10.260で総合4位/クラス2位。
セキジュンもトッシーも居ないなか、オッサントリオ最後の砦、#155 モリリンがリタイア続きの鬱憤を晴らすかのように、2’14.905で総合8位/クラス1位と一人気を吐いた。
#63 國生は、2’17.284 総合14位/クラス2位と出遅れ決勝に期待が懸かる。
続いて、11:16からレースB・C予選。
18台のエントラントの内、出走は17台となった。
#11 アゲマツが、僅か4LAPで1’57.695を叩き出した。後続の4Cのタイムが1’59.123と、2位以下に1.428の差を付け、貫禄のポールポジション獲得である。
#88高山は、2’03.469で、総合9位/クラス3位。
#422 あっずは、2’10.258で、総合17位/クラス2位。SR2クラス、#17 おの金選手との一騎討ちに負けられないと、決勝での雪辱を誓う。
そんな折、150-5クラス #155 モリリンにアクシデント。
予選終了後、給油に向かうとパワステホースが破断。メンバーが手押しの救援に向かい、何とかピットまで帰還。メカのモミが懸命の修復を試みるもタイムリミット。決勝を迎える前にリタイアとなってしまった。
久し振りの参戦にも関わらず、不完全燃焼だったに違いないがモリリン本人はスッキリ。
気持ちの切り替えが出来ていて、さすが大人である。直ぐにまたサーキットで雄姿が見られるはずだ。
14:05 レースA決勝。
PPとフロントローに着けた2台のMiToが車重の軽さを生かして抜群のスタートダッシュを決める。
しかし1コーナーに差し掛かる頃には、パワーを生かしたgtv 3.0とレース経験豊富な古参のspider 2.0も雪崩れ込み、総合4位に付けた#37 ぐっちーは7番手で駆け抜けていく。
中盤、MiTo2台が先頭から脱落していき、spider 2.0とgtv 3.0の一騎討ちと思われたが、終盤にPPを獲った#35 MiToと#37 ぐっちーが盛り返す。
#37 ぐっちーは、途中から2速が無くなり満身創痍ながらも、意地のオーバーテイクで総合2位を決める。
予選では下位に沈んでいた#63 國生も粘り強いドライビングで総合10位/クラス1位をもぎ取った。
#37 奥口 2’10.101↗︎ 決勝総合2位/クラス2位。
#63 國生 2’17.360↘︎ 決勝総合10位/クラス1位。
15:01 レースB・C決勝。
シグナルフラッグが横一列に点灯。
一列ずつ静かに消えていき静寂の瞬間からそれぞれのマシンが覚醒する。
PPの#11 アゲマツが抜群のスタートダッシュで1人異次元の走りで1コーナーに飛び込んでいく。
遅れて先頭集団が雪崩れ込んで行くが、アゲマツは既にその1コーナーを抜けている。
この光景は、もうどれくらい振りになるだろう。
羨望のチャンピオンマシン、156GTAの最後の雄姿は2017.10.8の岡山戦になる。この時も予選ラウンド前にリタイアとなり、そこから9ヶ月の歳月が流れていた。
どんなマシンでも瞬時に乗りこなすことが出来る器用な男が踠いていた。心技体全てが整うまで、出来うる全てのことをしてきた。
この日の為にギリギリまで仕上げていた156GTA。ぶっつけ本番で臨んでいるが、マシンとのあうんの呼吸と、磨き上げたドライビングスキルで、丁寧にラインをトレースしていく。
皆んな待ち望んでいたアゲマツがARCに帰ってきた。
力強く逞しく圧倒的なドライビングを携えて。
最後まで安定感のある盤石の走りで、圧巻のポールトゥウィン。完全復活の狼煙を上げた。
#11 アゲマツ 1’58.163↘︎ 決勝総合1位/クラス1位。
#88 高山もコツコツと一つずつ階段を登っている。中団の並みいる強豪達を相手に一歩も引かず、渾身のアタックを続けている。
毎回、気迫溢れるドライビングで、観ている者の魂を揺さぶるレースを見せてくれた。
予選より総合順位を上げ、嬉しいクラス表彰台を掴んだ。
#88 高山 2’03.775↘︎ 決勝総合8位/クラス3位
#422 あっずも後方でもがいていた。
プラクティスから、エンジン不調に苛(さいな)まされ、様子見で臨んだ予選ではライバルの#17 おの金選手の2つ後ろ。
決勝までの間にトラブルシューティング出来ず、それでも完走目指して出走を決意。
決勝も謎のエンジン不調のまま何とか走る。
終盤、#17 おの金選手のMiToもブーストが上がらずペースを落とす中、諦めずに走っていた#422 あっずが順位を上げる。最終LAPには更にクルマが不調になるも何とかゆっくり走って無事チェッカーを受け、棚ぼたでクラス優勝を勝ち取った。これで7月のARCは3年連続クラス優勝。何かの縁なのか?運を味方に付けた結果なのかもしれない。
#422 あっず 2’10.053↗︎ 決勝総合14位/クラス1位
猛暑烈しいこの時期、暑ささえも吹き飛ばす熱気と熱量が今回のレースには迸(ほとばしっ)っていた。マシントラブルに因るリタイアなどの憂き目もあったが、レースに懸ける意気込みと熱意は昇華され、サーキットはいつだって煌めいている。
次戦は”真夏の祭典”、Idlers12h耐久!
今年もどんなドラマが待っているのか?

Race Report

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