埼玉県川口市のイタリア車専門店 ースティーレー

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ETCC2019 FUJI 1day special & Stile走行会 in FSW

 

『MiTo尽くし』

 
「毎年、ETCC耐久の日は雨だよなぁ、、、」
 
恨めしそうに空を見上げても、低く垂れ込めた雨雲はコースから退く気配はない。
 
 
Stile走行会の集合場所となっている青いテントのカーブから雫が滴れる。
 
 
毎年、耐久・スプリントありのお祭り的なFUJI 1day specialだが、今年は走行会もあってFSWを1日楽しむ企画が盛りだくさん。
 
今回、スプリントレースにはアゲマツが、スティーレの新たなデモカー、#84 MiTo TCTで参戦。
 
恒例の耐久レースは2.5hとなり、ドライバーはアゲマツ、ヒデヨシ、ぐっちーの3人、監督はぴたおで挑む。
 
 
そして、夏以来2度目のFSW走行会を開催!
雨ニモマケズに19台のエントラントが集まった。
 
エントラントは7:50からのドラミに消えて、STiLENiAの面々が忙しなく走行会の準備を進めている。
 
 
走行会のエントラントのドラミは、メディアセンターを貸し切り、今回も初心者が対象ということもあり、コース概要、ポストの位置、フラッグの説明、入退場ゲートの場所、安全な抜き方、抜かれ方等を、アゲマツが丁寧に説明する。
 
走行時間は20分×2本の内容で、1本目が9:18開始、2本目は11:15〜となっている。
STiLENiAを中心にエントラント車両のエンジンルームチェック、空気圧チェックやホイールボルトの増し締め等、走行前点検のサポートに回る。
 
 
9:18。いよいよ1本目の走行会開始。
アゲマツのグレーのMiToを先導車(ペースカー)に16番ピットから各車両がコースインしていく。
 
 
各エントラントの車両とゼッケンナンバーは、
 
 
1. 安達成明  Alfa Romeo 156GTA
 
 
2. 馬野博之 Alfa Romeo 147GTA
 
 
3. 保科健司 GTV3.0
 
 
4. 蟹谷宣之 Alfa Romeo 156 V6
 
 
5. 愛甲千春 Alfa Romeo 156GTA
 
 
6. 関口和宏 ABARTH 124スパイダー
 
 
7. 重成彰Alfa Romeo Brera
 
 
8. 相良幸宏 ABARTH595
 
 
9. 磯山和彦ABARTH500(#44)
 
 
10. 赤坂匠康ABARTH595
 
 
11. 斉藤薫 ABARTH500
 
 
12. 渡辺努ABARTH595(#404)
 
 
 
13. 桐ヶ谷嘉朗ABARTH595(未出走)
 
 
14. 國吉和男Alfa Romeo 156GTA(#406)
 
 
15. 横江明 Alfa Romeo 147GTA(#46)
 
 
16. 大出隆雄 マークX G’z
 
 
17. 後藤芳弘 Alfa Romeo 156 2.0JTS(#76)
 
 
18. 早川和宏 FIAT 500(#21)
 
 
19. 笠間広幸 147 ts(#20)
 
 
20. 山崎典宗 147 ts(#45)
 
ペースカーとなったアゲマツ操るMiToがピットレーンに掃け、それぞれ思い思いにFSWのコースを走る。
 
メンバーのセキジュンが、初心者ばかりだとチェッカー後コース出口が分からないだろうからと、スティント終了時間に合わせてコース出口付近で待機する。メンバーのこういう気配りがありがたい。
 
生憎の雨模様、コースコンディションがウェットということもあり、1本目が終わってピットインした各エントラントからは、「こわい、こわい!」という感想が多かったが、皆さん、雨ながら初めてのFSWを楽しんでいる様子。
 
 
 
10:43、コース上では、スプリントレースの予選が始まる。
 
R300クラスには、総勢10台のMiToがワンメイクさながらのバトルを展開。
 
 
降りしきるレインの中でも、#84 アゲマツが2’22.398を叩き出し、ポールポジションを獲得。
アゲマツの選んだMiTo 1.4TCTはオートマなのでマニュアルより遅く、ターボタービンも他グレードより小さい。
そのため少しでも戦闘力を補う為に、QV用のタービンに交換し、コンピュータROMのセッティング変更をしている。
フロントエンブレムをMiTo GTAと同じ位置なのもアゲマツのこだわりだ。
そして挑んだMiToクラスで、総合1位/クラス1位。
 
走行会2本目の後に始まる、スプリントレース決勝も楽しみとなった。
走行会2本目が始まる前に、再度空気圧チェックやホイールボルトの増し締め等、走行前点検を行う。
 
またSTiLENiAメンバーから、雨の1コーナーのブレーキングポイントや、スピンの危険がある箇所等のポイント、そして安全な速度域で楽しむことを助言し2本目の走行に入る。
 
 
 
 
走行後は憧れのFSWを愛車で走れた充足感や満足感で、各エントラントの顔が高揚感に溢れていた。
 
今回、ポンダーの貸し出しが無かった為、リザルト表は発行されなかったが、各自でラップロイドやラップタイマーアプリを使って出たタイムを基に、感想含め情報交換やアドバイス等、あちこちでサーキット談義に花が咲く。
 
エントラント皆さんのマナーも良く、2本とも事故や故障もなく無事に終わり、走行会を主催したアゲマツの顔もほころんでいる。
 
 
13:40 スプリントレース決勝。
 
 
スタートからPPの#84 アゲマツに、予選8番手だった#17 おの金選手が抜群のスタートダッシュでプレッシャーを掛ける。
 
 
 
フロントローの#36 藤本選手、3番手の#18 村山選手も絡み、8周で行われたが終始手に汗握る熱いバトルを展開。
 
 
 
最後は#84 アゲマツがポールトゥウィンを飾り総合優勝を果たす。
2’23.049 総合1位/クラス1位。
 
 
そして、14:35から2.5h耐久が始まった。
当日スタートグリッドについたのは14台。
 
また、Super Cars Battleもエントリーが1台しかなく当日棄権したため取り止めになっている。
 
STiLENiAからは、今日1日使い倒してるMiTo 1.4TCTで、OC1000クラスにエントリー。
スタートドライバーはぐっちー。セカンドドライバーヒデヨシ、アンカーはアゲマツが務める。ぴたお監督の戦略がどう出るか?
 
スタートドライバーのぐっちーは2’23.台で丁寧に繋いでいく。
  
 
セカンドドライバーのヒデヨシ。
ダンロップでは、観戦していたサポートメンバーに手を振る余裕も耐久ならでは。
終盤2’21.台を出し、徐々にペースをあげていく。
 
 
 
同数Lapで競っているのは#46 爆弾レーシングの147。
 
 
アンカーのアゲマツが49Lapには、クラスファステストの2’19.788を刻み56Lapを重ねた。
 
 
同数Lapで#46 爆弾レーシングと並ぶも、Total Time がスティーレ 2″21’16.527、爆弾レーシング 2″22’53.773に競り勝ち、ETCC耐久で総合初優勝を飾った。
 
 
スプリントに耐久に1日フルに活躍したMiTo。
元々、idlers12時間耐久でもノウハウがあったが、改めて良さを再認識した。
 
なんと5月のKanto Rd.2には、ヒデヨシ、ぴたおもMiToで参戦する計画もあるらしいので、今後、MiToクラスでのバトルが楽しみとなった。
 
そして、3月31日に日光サーキットでStile走行会を企画しているので、ぜひ皆さん一緒にサーキットを楽しみましょう。