ETCC2019 FUJI 1day special & Stile走行会 in FSW
『MiTo尽くし』
「毎年、ETCC耐久の日は雨だよなぁ、、、」
恨めしそうに空を見上げても、低く垂れ込めた雨雲はコースから退く気配はない。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/6FCAF132-18F9-4998-B979-0F1AE4E0A59A.jpeg)
Stile走行会の集合場所となっている青いテントのカーブから雫が滴れる。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/A672312A-ACFE-472D-B05F-9AAB31050AAB.jpeg)
毎年、耐久・スプリントありのお祭り的なFUJI 1day specialだが、今年は走行会もあってFSWを1日楽しむ企画が盛りだくさん。
今回、スプリントレースにはアゲマツが、スティーレの新たなデモカー、#84 MiTo TCTで参戦。
恒例の耐久レースは2.5hとなり、ドライバーはアゲマツ、ヒデヨシ、ぐっちーの3人、監督はぴたおで挑む。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/80E49765-2E6D-4E24-9D49-FEA4A87D2F1F.jpeg)
そして、夏以来2度目のFSW走行会を開催!
雨ニモマケズに19台のエントラントが集まった。
エントラントは7:50からのドラミに消えて、STiLENiAの面々が忙しなく走行会の準備を進めている。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/2B4B4A51-C61A-4E33-9C2B-CB63BF626800.jpeg)
走行会のエントラントのドラミは、メディアセンターを貸し切り、今回も初心者が対象ということもあり、コース概要、ポストの位置、フラッグの説明、入退場ゲートの場所、安全な抜き方、抜かれ方等を、アゲマツが丁寧に説明する。
走行時間は20分×2本の内容で、1本目が9:18開始、2本目は11:15〜となっている。
STiLENiAを中心にエントラント車両のエンジンルームチェック、空気圧チェックやホイールボルトの増し締め等、走行前点検のサポートに回る。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/CE1F0BAF-5478-4BEF-8DC8-7BFCDF9C37E9.jpeg)
9:18。いよいよ1本目の走行会開始。
アゲマツのグレーのMiToを先導車(ペースカー)に16番ピットから各車両がコースインしていく。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/51CB6FB0-7E8F-46E6-82C6-9DFBBE7AA868.jpeg)
各エントラントの車両とゼッケンナンバーは、
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/25B0E7A9-6873-4FA4-83DD-E9EAF6EA2A03.jpeg)
1. 安達成明 Alfa Romeo 156GTA
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/87958064-9D45-4F4D-B832-2507CAE7B802.jpeg)
2. 馬野博之 Alfa Romeo 147GTA
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/5689AB30-BE9D-497C-B8FE-F1F97B0BB6D8.jpeg)
3. 保科健司 GTV3.0
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/9B9EB76E-B1F1-47B4-90AE-227EF404557B.jpeg)
4. 蟹谷宣之 Alfa Romeo 156 V6
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/7E60CB78-D271-4B1B-8EAA-E577709CE3F5.jpeg)
5. 愛甲千春 Alfa Romeo 156GTA
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/D92AAE5D-E31F-48B9-A2CD-AC88F410088E.jpeg)
6. 関口和宏 ABARTH 124スパイダー
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/EA8B6EF0-055D-43A0-B786-85F99F011B25.jpeg)
7. 重成彰Alfa Romeo Brera
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/6760431F-9740-423F-AB89-28B94DFA4502.jpeg)
8. 相良幸宏 ABARTH595
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/4D7C3CF5-14F5-4399-AB0B-85C5286F9958.jpeg)
9. 磯山和彦ABARTH500(#44)
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/0A25B06D-8D81-4C3C-BF4A-C7C142F08A74.jpeg)
10. 赤坂匠康ABARTH595
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/8BBBD32D-D12D-470C-AF24-9623E31E1EEC.jpeg)
11. 斉藤薫 ABARTH500
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/0BA32279-F9CC-4A1A-9806-81CB8271EBF6.jpeg)
12. 渡辺努ABARTH595(#404)
13. 桐ヶ谷嘉朗ABARTH595(未出走)
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/9EFCAD4B-0C8A-4356-8A01-772C920D1D30.jpeg)
14. 國吉和男Alfa Romeo 156GTA(#406)
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/55D40411-61F2-48F7-ADEE-C2C9B995BE1A.jpeg)
15. 横江明 Alfa Romeo 147GTA(#46)
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/7A5DF6E0-60DD-46B3-A651-3D145E06D6A5.jpeg)
16. 大出隆雄 マークX G’z
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/5031B315-4883-47E9-A18D-BD01CEB39E04.jpeg)
17. 後藤芳弘 Alfa Romeo 156 2.0JTS(#76)
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/E8C72A8E-27EC-480B-8C9E-D92CAC49F8AA.jpeg)
18. 早川和宏 FIAT 500(#21)
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/FC448A91-05CD-4F8A-92F6-06F9700F1B01.jpeg)
19. 笠間広幸 147 ts(#20)
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/CFBDBEE3-33DD-4F89-99C5-08B75675718A.jpeg)
20. 山崎典宗 147 ts(#45)
ペースカーとなったアゲマツ操るMiToがピットレーンに掃け、それぞれ思い思いにFSWのコースを走る。
メンバーのセキジュンが、初心者ばかりだとチェッカー後コース出口が分からないだろうからと、スティント終了時間に合わせてコース出口付近で待機する。メンバーのこういう気配りがありがたい。
生憎の雨模様、コースコンディションがウェットということもあり、1本目が終わってピットインした各エントラントからは、「こわい、こわい!」という感想が多かったが、皆さん、雨ながら初めてのFSWを楽しんでいる様子。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/A9F2852E-00DB-444F-B1C0-4BDD79AA5194.jpeg)
10:43、コース上では、スプリントレースの予選が始まる。
R300クラスには、総勢10台のMiToがワンメイクさながらのバトルを展開。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/724FF08C-D2CD-48D9-A1C2-5A37D85839AC.jpeg)
降りしきるレインの中でも、#84 アゲマツが2’22.398を叩き出し、ポールポジションを獲得。
アゲマツの選んだMiTo 1.4TCTはオートマなのでマニュアルより遅く、ターボタービンも他グレードより小さい。
そのため少しでも戦闘力を補う為に、QV用のタービンに交換し、コンピュータROMのセッティング変更をしている。
フロントエンブレムをMiTo GTAと同じ位置なのもアゲマツのこだわりだ。
そして挑んだMiToクラスで、総合1位/クラス1位。
走行会2本目の後に始まる、スプリントレース決勝も楽しみとなった。
走行会2本目が始まる前に、再度空気圧チェックやホイールボルトの増し締め等、走行前点検を行う。
またSTiLENiAメンバーから、雨の1コーナーのブレーキングポイントや、スピンの危険がある箇所等のポイント、そして安全な速度域で楽しむことを助言し2本目の走行に入る。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/14EAF3D8-3683-4129-BD7A-6DB6641509FE.jpeg)
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/D696607F-C227-45AF-8ADD-DE8A4AA5D818.jpeg)
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/49E29A5A-5938-4795-A0DC-FB010BFC1F7B.jpeg)
走行後は憧れのFSWを愛車で走れた充足感や満足感で、各エントラントの顔が高揚感に溢れていた。
今回、ポンダーの貸し出しが無かった為、リザルト表は発行されなかったが、各自でラップロイドやラップタイマーアプリを使って出たタイムを基に、感想含め情報交換やアドバイス等、あちこちでサーキット談義に花が咲く。
エントラント皆さんのマナーも良く、2本とも事故や故障もなく無事に終わり、走行会を主催したアゲマツの顔もほころんでいる。
13:40 スプリントレース決勝。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/6540EB98-60CC-4D33-952A-1B01707C862D.jpeg)
スタートからPPの#84 アゲマツに、予選8番手だった#17 おの金選手が抜群のスタートダッシュでプレッシャーを掛ける。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/1D30193F-3AA5-416B-9B30-21F00AA6783C.jpeg)
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/07B69B38-B102-4DCB-A5EE-19AAF9DB14B0.jpeg)
フロントローの#36 藤本選手、3番手の#18 村山選手も絡み、8周で行われたが終始手に汗握る熱いバトルを展開。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/C8C63B2B-D3AA-46A0-AB68-C35C94B9A16A.jpeg)
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/92F34176-A97A-44E3-992A-9994BBB68581.jpeg)
最後は#84 アゲマツがポールトゥウィンを飾り総合優勝を果たす。
2’23.049 総合1位/クラス1位。
そして、14:35から2.5h耐久が始まった。
当日スタートグリッドについたのは14台。
また、Super Cars Battleもエントリーが1台しかなく当日棄権したため取り止めになっている。
STiLENiAからは、今日1日使い倒してるMiTo 1.4TCTで、OC1000クラスにエントリー。
スタートドライバーはぐっちー。セカンドドライバーヒデヨシ、アンカーはアゲマツが務める。ぴたお監督の戦略がどう出るか?
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/E9D87F8C-72A3-4395-BC89-A3A1B81923E1.jpeg)
スタートドライバーのぐっちーは2’23.台で丁寧に繋いでいく。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/A9C1A1F0-91A5-4F05-B838-042EF386D34E.jpeg)
セカンドドライバーのヒデヨシ。
ダンロップでは、観戦していたサポートメンバーに手を振る余裕も耐久ならでは。
終盤2’21.台を出し、徐々にペースをあげていく。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/91956CD4-58B5-4CFE-B28C-EB08EB1D9CCB.jpeg)
同数Lapで競っているのは#46 爆弾レーシングの147。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/7230DBFE-71E3-481D-825A-824ED6D510DF.jpeg)
アンカーのアゲマツが49Lapには、クラスファステストの2’19.788を刻み56Lapを重ねた。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/2EC998DA-935D-4EF4-8567-32A3B06C2AF6.jpeg)
同数Lapで#46 爆弾レーシングと並ぶも、Total Time がスティーレ 2″21’16.527、爆弾レーシング 2″22’53.773に競り勝ち、ETCC耐久で総合初優勝を飾った。
![](http://www.stile-11.jp/wp-content/uploads/2019/03/64376611-6B74-438E-AD5A-86C34AC0EA10.jpeg)
スプリントに耐久に1日フルに活躍したMiTo。
元々、idlers12時間耐久でもノウハウがあったが、改めて良さを再認識した。
なんと5月のKanto Rd.2には、ヒデヨシ、ぴたおもMiToで参戦する計画もあるらしいので、今後、MiToクラスでのバトルが楽しみとなった。
そして、3月31日に日光サーキットでStile走行会を企画しているので、ぜひ皆さん一緒にサーキットを楽しみましょう。