埼玉県川口市のイタリア車専門店 ースティーレー

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Race Reportレースリポート

 AlfaRomeo Challenge 2020 Kanto Rd.4 in FSW

『I’m home

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STiLENiA DRIVERS LINEUP
[AR4C]No.30 須永裕貴 
[AR150-1]No.100 前田一郎 
[AR200]No.422 内海直亮 
[AR MiTo-R]No.11 上松淳一 No.13 高梨宏幸  No.39 西澤嗣哲
AR MiTo]No.90 奥口隆弘 No.311 加藤英和 
[AR150-5]No.155 森本聖 
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【8ヶ月ぶりのFSW】
コロナ禍の2020シーズンも、次戦岡山がレギュラー最終戦となる。Kanto Rd.4の舞台は8ヶ月振りとなったFSW。
エントラント数が気がかりだったが、レースABCD合わせて60台とレースを待ち望んでいたのが窺える。
天候も爽やかな秋晴れとなり、絶好のレースコンディション。
A・BとC・Dに分かれるが、決勝レースはともに4周の2ヒート制となる。
STiLENiAから、レースB・Cは、4Cスパイダーを駆る #31 すなっちと、巨艦166を振り回す #100 イチローがエントリー。
レースA・Bは、MiTo勢が多い。
AR-MiTo Rクラスには#11 アゲマツ、#13ぴたお、#39 ヒデヨシ。
AR-MiToクラスには#90ぐっちーと#311 けんけん。
レース全体でも出走36台中、18台がMiToという一大勢力になっていて、観戦の見どころの1つになっている。
AR200クラスには、ヌヴォラ156でお馴染みの#422 あっず。
タイム的に拮抗しているMiTo勢とレースバトルで絡みたいと狙っている。
AR150-5クラスには久し振りのエントリーとなった#155 モリリン。真紅のボディの闘う155を拝めると期待したが、当日未出走となってしまった。次戦に期待したい。
【感触を踏むプラクティス】
11:20から始まったプラクティス。
慣れ親しんだピットに懐かしい光景が並ぶ。
それぞれが出走前の準備に取り掛かっている。
工具を床に置く音。エアーインパクトレンチの唸る音。
いつもの光景。
マシンたちは「ただいま」といい、ピットから繋がるピットレーンは「おかえり」と返してくれたように映る。
当たり前が当たり前じゃなくなった世界でこうして趣味に集えることに感謝する瞬間だった。
【それぞれの予選】
お昼を挟んで13:18 レースA・B予選。
エントリー36台、内18台がMiTo。
総合トップはフラミンゴのGirasole Racingの#18 村山選手(ムーちゃん)。2‘08.657でPP。
STiLENiA予選トップを掴んだのは、#90 ぐっちー。2‘09.273を出し、総合5位/クラス3位。
いつもMiTo R勢の3人よりタイムが伸び悩んでいるのを悔しがっていたが挽回となった。
続いて、”精密機械”#39 ヒデヨシが2‘09.550で総合6位/クラス3位。
#11 アゲマツ 2’10.001で総合9位/クラス5位、
#13 ぴたおが2‘109.049で総合10位/クラス6位となった。
AR200クラスの#422 あっず。2’11.791 総合13位/クラス1位とMiTo勢に負けていない。
#311 加藤は、2’13.019、総合20位/クラス10位。中団の位置から決勝でのジャンプアップに期待したい。
予選10位まで全てMiToとなっており、アゲマツ、ぴたおが決勝でどこまで巻き返しを図れるのか?
2ヒート制で、1ヒート4周回と短期決戦の今回、レース序盤から手に汗握る攻防が期待される。
どうなるか?
続いてレースC・D予選が13:34から開始。
エントリー24台となった。
#31 すなっち 2’03.084、総合11位/クラス1位。ノーマルサスや純正ブレーキとほぼどノーマルな4CでDクラスのハイパワーマシンを相手に孤軍奮闘している。
#100 イチロー 2’07.391、総合20位/クラス1位。沈み込むロールをねじ伏せながら、重量級の166をたおやかに操る。
 AB150-0クラスにABARTH595で宮原さんがエントリーしている。
【短期決戦の2ヒート決勝】
レースA・B 決勝第1ヒート 14:26から、第2ヒートは15:48から。
第1ヒート。PPの#18 ムーちゃんMiToフロントローの#36 藤本選手のMiToが順当に1コーナーに突っ込んでいく。
イン側の混戦状態を#39 ヒデヨシが分け入っていく。
アウトを#90 ぐっちーと#13 ぴたおを、#11 アゲマツが追い掛ける。
その後方から#422 あっずも食らいつく。
波乱のレース展開!
2Lap目の1コーナー。後団にいた#311 けんけんが進入でフロントのバランスが崩れてハーフスピン。コーナーの真ん中で後方を向いて止まる。
幸い後続車たちが神業で回避し通過していき、クラッシュは免れた。
1ヒート4Lapのため、第1ヒートは大きな順位の入れ替えもなく終わる。
STiLENiA内のMiTo順位は、#39 ヒデヨシ、#13 ぴたお、#11 アゲマツ、#90 ぐっちーとなった。
予選で絡める位置に居た#422 あっずはストレートで伸び悩み置いていかれる展開にストレスが溜まっている。
#311 けんけんも序盤のハーフスピンが響き下位に沈む。
続く第2ヒート。
#13 ぴたおに悲劇が襲う。
1Lap目のコーラでイン巻きし、コースアウト。クラッシュパッドにクラッシュしてしまう。
本人に目に見えての大きな怪我もなく、他マシンも巻き込まず単独だったのは不幸中の幸いだった。
SC(Safety Car)が入り仕切り直しとなる。
トップはAR-MiToクラスの#36 藤本選手。
STiLENiA勢は#39 ヒデヨシが総合3位/クラス2位。
#11 アゲマツは、総合5位/クラス4位と会心のレースとはならず。
#422 あっずも、筑波ではMiTo勢に絡めてたが広いFSWでは全くタイムが伸びず、不満の残るレースとなった。レース後、サスとマフラーを替えることを決意。次戦どうアップデートしてくるのか。
#90 ぐっちーはMiToクラス12台中4位。
#311 けんけんは11位。
レースC・D 決勝第1ヒート 14:43から、第2ヒートは16:05から。
#100 イチローは第2ヒートはバテたのか、第1ヒートのタイムが良く、
#31 すなっちは逆に第2ヒートでタイムを上げてきた。
共にクラス1位を獲り充実したレースとなった。
イチローの166は重量級のため駆動系に負担が掛かるが、今回はノントラブルに終わり、メカのよしあきともみも一安心の笑顔。
久し振りにFSWでの開催となり、どことなく皆の顔も自然に笑みが溢れていた今回のアルファロメオチャレンジ。
来月の最終戦岡山を残すのみとなり、年末には全国統一戦がここFSWで控えている。
2020年シーズン集大成のドラマが待っている。
次戦、全国統一戦は、12/27 FSWにて開催。
今年最後の熱いドラマになる。

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