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埼玉県川口市 アルファロメオ・アバルト・フィアット・マセラティ他、欧州車のメンテナンス・チューニング プロショップ [スティーレ]

Stile (スティーレ)

MOTER SPORTS― Race Report

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2017.09.18 Alfa Romeo Challenge 2017 Kanto Rd.4 in FSW

それぞれの試練

 

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STiLENiA DRIVERS LINEUP

[SR]No.1 上松淳一 No.39 西澤嗣哲

[SR2]No.13 高梨宏幸

[MR300]No.3 木村隆也 No.30 高田康史 No.88 高山雅人

[AR300]No.11 伊藤由明

[AR250]No321 原田好成

 

[AR150-2]No.66 猿渡清司 No.303 前田一郎

[AR150-3]No.38 笹原敏浩 No60 奥口隆弘

[AR150-4]No.607 関山淳

[AR150-6]No.510 後藤芳弘

 

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【セッティングのプラクティス】

 

ここFSWでは、7/2に行われたKanto Rd.3から2ヶ月振りとなったKanto Rd.4。

前日までの台風18号の影響が心配され、タイスケも1時間遅くリスケされたが台風一過となった。

暑さもいく分和らぎ、コバルトブルーの鮮やかな空が広がっている。

 

12:00から始まったプラクティスでは、各マシンのセッティングに余念がない。

統一戦を睨んでのポイント争いも熾烈なだけに、各エントラントもこのRd.で、少しでもポイントを稼ぎたいところ。

 

今回はSTiLENiAから全14台がエントリーしている。

 

澄んだ空気とドライな路面。

マシンが吐き出す乾いたエグゾーストから、やる気が伝わってくる。

サポートに駆け付けた深野や斎藤、保科がピットから各マシンを気持ちを乗せて送り出す。

 

そんな中、SRクラスの#39 ヒデヨシの147GTAが他マシンと接触するアクシデント。

幸い走行に支障が出るほどではなく、この後の予選も走れるようだ。

本人は、「せっかくのデカールがキズモノになってしまった」と嘆いていたが、大事に至らず、メンバーも胸を撫で下ろす。

 

気温や路面温度とタイヤの熱の入り方から、空気圧や足回りの減衰等、この後の予選に向けて調整を図る。

 

 

【クリアを取れるかが鍵】

 

13:56からのレースA予選。

 

コース上にはエントラント46台を数え、所狭しと各マシンがアタックしている。決勝グリッドの上位陣をABARTHが独占した。

クリアを取るのも難しい状況のなか、STiLENiAの各順位は、急遽ドタ参を決めたAR150-2クラス #303 イチローが、2'12.761 予選総合5位/クラス1位。

 

AR150-2クラスにもう一人、#66 SARがARCに帰って来た。かつての150-1クラス年間チャンプ、MR300クラスまで登り詰めた男が、JAF戦に戦いの場を移して挑んでいたが、慣れ親しんだ愛機147GTAからMiToに箱替えしたのを機に、ARCに3年振りに参戦。しかもラジアルクラスでの参戦になると5年振りとなる。

メンバー含め、顔見知りのエントラントからも「おかえり〜」と声を掛けられ、本人も照れている。アルチャレの空気感を久し振りに感じながら、新鮮な面持ちでこの予選に望んだ。

#66 SAR 2'15.055 予選総合13位/クラス4位。

 

AR150-3クラスの熾烈なポイント争いを展開している、#38トッシーと#60 グッチー。

その差は僅か9ptでトッシーがリードしており、チーム内バトルも見ものである。

#60 グッチー 2'14.748 予選総合11位/クラス2位。

#38 トッシー 2'15.676 予選総合16位/クラス4位。

 

前回Rd.3から2戦続けての参戦となったAR150-4クラス、#607 セキジュンは、2'16.992 予選総合25位/クラス2位。

 

AR150-6クラス、今シーズンから本格参戦し皆勤賞の#510 ごっちゃんが2'19.584で予選総合41位/クラス2位となり、決勝での巻き返しを誓う。

 

それぞれの思惑が交錯するレースA。

15:04からの決勝レースに期待が高まる。

 

 

【熾烈なポイント争い!

 

続く14:28からのレースB・C予選。

34台のエントリーから31台が出走した。

 

Kanto Rd.をまさかのリタイア続きでポイントを取れず、8/20 のTohoku Rd.3 1位を獲りにいった#1 アゲマツ。

ここFSWでやっと万全の体制で集中出来ると意気込んで臨んだ予選は、1'58.362でポールポジションを獲得。

 

5月のKanto Rd.2を制し、その後、7月のRd.3、8月のSUGO Tohoku Rd.3では続けて2位と着実にポイントを加算し、SRクラス暫定1位の#39 ヒデヨシ。

4Cに続き1'59.002を出し、予選総合3位/クラス3位。

 

7月のRd.3は参戦せず、今回に照準を合わせてきた#13 ぴたお。

2’07.950 予選総合21位/クラス1位。
現在SR2クラス暫定2位である。

 

MR300クラスからは3台。

 

病気療養後の今シーズン、Rd.2 FSWからコンスタントに参戦し毎回アグレッシブな走りで魅せ、暫定1位の#88 高山。

2'05.005 予選総合16位/クラス6位

 

共にマシンとドライバーの呼吸が合ってきた、"鬼斬りMonster"#3 きむーと、"伝説のマシン"を駆る#30 もみっぷ。

#30 もみっぷ 2'07.631 予選総合19位/クラス8位。

#3 きむー 2'07.797 予選総合20位/クラス9位。

 

AR300クラス、忙しいメカの合間を縫って参戦する#11 ヨシアキ。

2'12.058 予選総合27位/クラス2位。

 

AR250クラスの#321 原田は、初戦のKanto Rd.1から久し振りの参戦となった。

2'12.504 予選総合28位/クラス2位。

 

 

【混戦から波乱のレースA】

 

13:39 迎えたレースA決勝。

上位3台のABARTHとRenault Megane R.S.が順当に前を占めて行く。

レースB・C予選で車両火災が有り、ホームストレートには、たっぷりと消火剤が巻かれた。

後続のマシンが通過する度に、白い煙幕を張った様な光景が広がる。

 

各マシンが一斉に1コーナーへと雪崩れ込んでいく。

小型+ターボなマシンが続くなか、重量級+大排気量NAの166がインを斬り込んでいく。

#303 イチローだ。飄々とした本人とは裏腹に、ドライビングは闘志漲(みなぎ)るアグレッシブさである。

 

その後ろ、3台遅れて入って来たのは#60 グッチー。#66 SARも長年のレース経験を生かし抜群のスタートダッシュを決め、13番グリッドからジャンプアップ。

群雄割拠のイン側を敢えて避け、アウト側から回る。

センターを分け入るように入って来たのは、#38 トッシー。

#60 グッチー同じ150-3クラスとあって、離されまいと食らいついて行く。

負けられない。

 

その後ろを#607 セキジュン、更に遅れて#510 ごっちゃんが続く。

#510 ごっちゃんは、スタートダッシュを決めようと、シグナルスタートにアクセルミートを合わせ、バッチリ踏み込んだ筈が、ギアをまさかのNに合わせていた為、見事に出遅れたようだ。

 

1コーナーを回っていくマシンの数の多さと、特にレンタルマシンのAudi A1のライン取りの危うさが垣間見え、波乱含みのレース展開を危惧していた2LAP目。

 

1コーナーで悲劇が起こる。

このLAPも混戦を避け、アウト側を回る#66 SARのMiToをイン側からブレーキが遅れた147が#66 SAR目掛けて突っ込んで行く。

共に1コーナーのアウト側の退避エリアまで飛んで行く。

 

間一髪逃れた#607 セキジュンが1コーナー出口を抜けて行く。

見ていた誰もが、状況を飲み込めない。

#66 SARのアルチャレ復帰戦は僅か1LAPで終戦を迎えた。

 

他のSTiLENiAメンバーは順調にLAPを重ねて行く。

終盤になっても#303 イチローの力強さは続き、

予選から順位を一つ上げ、2'13.032↘︎ 決勝総合4位/クラス1位。嬉しい今期初優勝!

 

#60 グッチーを追い上げる#38 トッシー。だがグッチーも更に順位を上げて行く。

中団のバトルを盛り上げる二人。

クラッシュによるイエローフラッグが出てAve.スピードが落ちた決勝にも関わらず、二人とも予選よりもタイムを上げているのが何よりの証拠である。

今回は、クラスファステストも叩き出した#60 グッチーに軍配が上がる。

#60 グッチー 2'13.014↗︎ 決勝総合8位/クラス1位。

#38 トッシー 2'14.830↗︎ 決勝総合15位/クラス3位

 

#607 セキジュンも果敢に攻めるも、混戦の中団に揉まれ予選より順位を2つ落とした。

どのコーナーでもレコードラインを取れないぐらい接近戦だったが、クラッシュや接触に巻き込まれなかったのが幸いだった。

#607 セキジュン 2'17.752↘︎ 決勝総合27位/クラス2位

 

#510 ごっちゃん、スタート失敗の遅れを取り戻すアグレッシブさで、今回もまた予選よりも決勝レースでベストタイム更新してみせた。

終盤、コースレイアウトの後半セクション、ダンロップからのテクニカルエリアを力強く駆け上がって行く勇姿を見せた。

#510 ごっちゃん 2'18.645↗︎ 決勝総合38位/クラス2位。

 

レースA終了後、SAR号がピットに戻ってくる。

STiLENiAメンバー総出で手押しする。

 

 

【満身創痍の156GTA】

 

等間隔に並んで静かにその時を待つ各マシン。

PP(ポールポジション)には、#1 アゲマツが座る。

16:01。

決勝スタート。

 

フロントローにつけた#5 4Cが車両重量の軽さをアドバンテージに鮮やかに前を獲る。

その後ろを#1 アゲマツが続く。#39 3番グリッドのヒデヨシも#208 ケイマン、#32 4C、#999ケイマンに先を越され続いていく。

ミドシップに囲まれながら、アゲマツ&ヒデヨシの駆る旧世代FF/V6アルファが揉まれている。

 

そのままトップを独走する#5 4Cにこれ以上離されまいと必死に食らい付く#1 アゲマツ。

コーナーで追い詰めるも、ストレートでは離されていく。

2LAP目の1コーナーでは、ブレーキングからリアが流れるGTAを必死にドリフトでリカバリーしてみせ、1コーナースタンドを沸かせた。

リアが流れる兆候は続く100Rでも見られ、その度に舵を当てて修正する。

原因はリアタイヤを裏組みした臨んだ結果、リアのグリップ感を無くすツケが出た。

それでもアゲマツはLAPを重ねるごとに、#5 4Cとの差を徐々に詰めていく。

 

【悲鳴を上げたクラッチ】

 

5LAP目に悲劇が襲う。

100Rの出口からヘアピンに続く追撃体制の時にクラッチが切れず、ギアが4速固定となってしまう。

何処にもギアが入らない。

(後日、バラして分かった原因は、ミッション内部の5-6速のシフトフォーク折れ。)

リタイアも過(よ)ぎる中、眼前の4Cが小さく離れていく。

統一戦までのランキングポイントを考え、4速のみで走ることを決意。

何とか、クラス3位でフィニッシュすることが出来た。

#1 アゲマツ 1'58.060↗︎ 決勝総合5位/クラス3位。

満身創痍のGTAを直し、最終戦となる10/8 岡山に懸ける。

 

終始、冷静沈着なレース運びを展開した#39 ヒデヨシ。レース終盤にはアゲマツを含め、マシントラブルでペースの落ちた上位陣を上手く交わし、総合3位を収める。

#39 ヒデヨシ 2'00.051↘︎ 決勝総合3位/クラス2位。

SRクラス暫定1位を守る。

 

SR2クラスの#13 ぴたおがレース終盤、思わず叫ぶ。

「ヨシアキ〜!!!」

予選でクラスPP(21番グリッド)を獲ったぴたおだったが、決勝スタートでは、同クラスライバルの#17 おの金(22番グリッド)選手に先を越され後塵を拝す。

AR300クラスの#11 ヨシアキも27番グリッドから、スタートが決まり1コーナーではぴたおの直ぐ後ろに着けた。

中盤、3.2Lの排気量から、#13 ぴたおをオーバーテイクし#17 おの金選手と#13 ぴたおの間に入る。

終盤、その#17 おの金選手もオーバーテイクする。

 

ライバルの背中に張り付いてから、怒涛の追い上げをみせる#13 ぴたお。

綺麗で丁寧な走りが持ち味のぴたおが、ラインを外しはみ出しながらも、必死に食らい付いていく。

最終LAPの100Rで、#11 ヨシアキのGTのドラシャが折れるアクシデントで退避エリアに止まる。

ライバル#17 おの金選手の前を走り蓋をしてくれる願い叶わず、思わず叫んだのが冒頭のセリフである。今シーズン、決勝は全て2位という結果に本人も苦笑する。

#13 ぴたお 2'07.647↗︎ 決勝総合19位/クラス2位。

ポイントランキングも2位のまま。

 

#11 ヨシアキ 2'06.548↗︎ 決勝総合26位/クラス2位

完走扱いでポイントも加算、AR300クラスランキングも2位に。

 

MR300クラス。16番グリッド#88 高山、19番グリッド #30もみっぷ、20番グリッド #3 きむーとなっている。

スタート後の1コーナー、インベタを#88 高山、その直ぐ後ろを#3きむーが続き、大外を#30 もみっぷが回る。

#88 高山が前回同様、このFSWで躍動している。

丁寧なライン取りで安定した走りだか、マシンから熱い気持ちが溢れ、観ている者を魅了する走り。毎回ダンロップから続く急勾配の登りセクションでは魂を揺さ振られる。

今回も予選より順位もタイムも上げ、表彰台を掴む。

 

#3 きむーと、#30 もみっぷは、中盤以降、混戦を抜け、2台でのバトルを楽しんでいた。

#88 高山 2'03.340↗︎ 決勝総合10位/クラス3位。

#3 きむー 2'06.582↗︎ 決勝総合15位/クラス6位。

#30 もみっぷ 2'07.038↗︎ 決勝総合16位/クラス7位。

 

今回、レースB・Cに組み込まれたAR250クラス。

いつもなら、レースAの総合優勝を狙える位置にいる#321 原田も、レースB・Cになるとスペック的に格上のマシンに囲まれ後方に沈む。

それでもパワーに勝るGTA達を相手に孤軍奮闘しながら、予選より3ランクアップ、タイムも上げた。

#321 原田 2'10.075↗︎ 決勝総合25位/クラス2位。

 

予期せぬクラッシュやマシントラブルなどの悲劇に襲われた今回のRd.4であったが、それぞれのレースに懸ける真剣な眼差しや、直(ひた)向きで真摯な姿勢を見ていると、我々を虜にし魅了する輝きがサーキットにはある。

次戦、10/8岡山は3地区合同戦となり、その結果を踏まえて統一戦が控えている。

ますます目が離せない。

 

 

【ARCA レースresult】

レースA予選順位

http://www.alfachallenge.jp/result/2017/17e4result/17e4result_aq.pdf

 

レースA決勝result

http://www.alfachallenge.jp/result/2017/17e4result/17e4result_af.pdf

 

レースB・C予選順位

http://www.alfachallenge.jp/result/2017/17e4result/17e4result_bcq.pdf

 

レースB・C決勝result

http://www.alfachallenge.jp/result/2017/17e4result/17e4result_bcf.pdf

 

いよいよ最終戦。

全国から猛者が集う統一戦は12/23 FSWで開催。


Race Report

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